養殖へのこだわり

養殖へのこだわり

車えびを育てる三か条

一、安全なものを育てる
車えびは人の口に入るものです。安全であることが大前提です。


一、手抜きやごまかしはしない

手を抜くとすぐ車えびの味に出ます。お客さんにうそをつくような真似はしません。


一、自然と命に対する感謝を忘れない
車えびは自然の中で育ちます。人は自然の糧に生かされています。そのことを忘れてはなりません。

"匠の車えびの軌跡"

自然への感謝、お客様への感謝、そして命をいただくことへの感謝の気持ちを込めて…

平成7年。父から養殖業を受け継ぎました。そのころは、車えびを襲う病気が流行していました。この天草地域でも病気のせいで養殖が続けられなくなる所が多くありました。そんな時期だったからこそ、改革が必要だと考えました。幼いころからそばで見てきた経験を活かし、独自の方法を模索してきました。 その結果、これまで行ってきたことが3つあります。

①毎日、海と車えびの様子を記録すること

車えびの養殖は天候に左右されます。台風が多い年、気温が高い年、様々です。だから、天気、水温、水の色、えさの量などを記録します。そうすることで、近年の異常気象にも対応することができています。

②できるだけ毎日、いけすに潜ること

「いけす」とは、えびの住処のことです。車えびは水の中で生活します。だから、外から様子を見ることはできません。しかし、えびの成長を見守らないわけにはいきません。きちんとエサは食べているかな?元気がないえびはいないかな?いけすの掃除をしながらそんなところをチェックして記録します。12月の寒い時期まで潜ることもあります。

③EMを使うこと

 「EM」とは、古くから食加工などに使われている乳酸菌、酵母などの微生物を培養した液体のことです。安全性が確認されています。丸山えびでは、そのEMを砂やえさに混ぜています。 EMの研究を始めたのは、平成14年のことでした。「次の代にきれいな海を受け継ぎたい」そう思ったことがきっかけでした。もちろん、EMを作るところから始めます。微生物が育つまで約二か月、ひたすらおひさまの力を借ります。決して楽な作業ではありません。薬品ではないので即効性はありません。はじめのうちは失敗もしました。それから試行錯誤を繰り返すこと約15年。やっとその成果が見えてきました。以前に比べていけす周辺の海がきれいになりました。

お客様の声

そんな取り組みが通じたのか、お客様からうれしい声が届き始めました。「こんなえび、初めてでした」「甘みが強くて活きがよかった」以前よりも多くいただくようになりました。

社長あいさつ

社長ごあいさつ

車えびの養殖には自然の力が必要不可欠です。人の生活にも自然の力が必要不可欠です。どんなに便利な世の中になっても、それだけは変わることはありません。このネット社会、様々な情報が飛び交います。様々な考え方があります。それは尊重すべきことです。しかし、感謝の心だけは忘れてはなりません。人は自分の力だけでは生きてはいけない。その心は大切です。
私たちは、感謝の気持ちを大切にするために、月に二度いけすにお神酒を上げます。年に一度、供養祭を行います。自然への感謝、お客様への感謝、そして命をいただくことへの感謝の気持ちを込めて…。
車えびの養殖は、決して楽なものではありません。約1.5㎝の小さなえびが約15~18cmまで大きくなるまで4~5か月。歳をとるとともに体力的にしんどいと感じることも増えました。しかし、お客様に届けるものです。私自身がこだわりを持って育てています。あとはこの養殖を若い世代にどう引き継ぐか。それがこれからの課題です。
最後に、何十年と丸山えびのファンでいてくださっている皆様。もらって食べておいしかったとまた注文してくださる皆様。ほとんど宣伝をしない中での皆様の声に人との絆の大切さを感じます。本当にありがとうございます。そして、これから商品を手に取ってみようと思っている皆様。丸山えびを選んでくださってありがとうございます。私たちはこれからも「ありがとう」を忘れずに活動してまいります。

株式会社 丸山えび 代表取締役 丸山真一郎​

電話

0964-57-0806

お問い合わせ

info@maruyama-ebi.com